2008年11月18日火曜日

最終バスが出たあとは…〜廃止ラッシュ 地域の足を守れ〜 クローズアップ現代/NHK

新聞のテレビ番組欄では「バス廃止急増・地域の足は?」というタイトルで、奥さんの田舎もバスの減便が噂されているので久しぶりにクローズアップ現代を見てみた。
「路線バス廃止が急増しています。自治体の財政難や燃料費高騰が直撃しているためです。バス廃止後の厳しい現実と、ワゴン車を使って地域の足を守る取り組みなどを追います。【出演】国谷裕子,首都大学東京大学院教授…秋山哲男」(Yahoo!テレビ)
都市部はバスや電車などの公共交通機関があるため、移動に関する問題は少ない。地方に行くと公共交通機関は少なくなり、自動車を持たない人は不便を感じる。

実感から言っても、地方では人口が減少しているためバスや電車の利用者は少なくなる傾向にある。ある限界点を超えれば、ただでさえ少ない便数が減らされ、不便が増してさらに利用者が減ると言う悪循環が発生する。また、高齢化も同時に進んでいるため免許返上の人口比も多くなり、自家用車を持たない世帯も増える。

奥さんの実家では始めから車が無く、何かあった場合は公共交通機関に頼るか、それが無理な状態の場合は隣近所にお願いして車を出してもらうかしていた。バスなどの便数は限られており、タクシーを使うと1万円かかり、人に頼むと恩義が積み重なりすぎる。この不便さについては後日別にエントリーを立てて滔々と述べたいと思う。(つまり愚痴ると言う事だ)

この番組を見て気がついたことが一つある。コミュニティーバスと呼ばれるワゴン車の走らせ方にあまりITによる自動化が用いられていない事だ。コミュニティーバスは乗り降り自由で、利用者が電話で呼び出して地域の中心部へ乗せて行ってもらう。所謂デマンド方式のバスは、地元の主婦がオペレーターとなり、オペレータが思いついた最短ルートで利用者をピックアップしながら中心部へ向けて走る。オペレータが慣れていなかったりすると、到着までの当然時間がかかり効率良い運行が出来なくなる。

今の時点で巧く行っているのならば必ずしも自動化しなくても良いのかもしれないが、この最短ルートの探索って定員と時間制限有りのセールスマン巡回問題なのでは?Google MapのAPIと利用者のデータベースに加えてちょっとしたWebアプリケーションがあれば、即解決のような…

Webアプリ開発等が趣味の好事家の方、近所ならぬ遠所の底力で効率化をお手伝いしてはいかがか?

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