2009年2月7日土曜日

イーモバイルMVNO ソフトバンク

ソフトバンクがイーモバイルのMVNOになるという
簡単に言うと、ソフトバンクがイーモバイルから未使用の回線を借りて、PCなどのデータ通信用にソフトバンクユーザー向けに販売すると言う事である。

業界第3位の業者が新進業者と手を組んで、新しいサービスを行うのは一見ユーザーの選択肢が増える事から良いことの様に思える。しかし、MVNO協議会というところが待ったをかけた。ソフトバンクはMVOと呼ばれる、国から電波を貸し与えられた通信業者であるので、与えられた電波の周波数帯域を有効活用すべきだというのだ。一方、ソフトバンクの孫社長はイーモバイルで余っている電波を効率良く使うのだから、イーモバイルからのMVNOは良い事だとコメントしている。
どちらも正しい主張の様に思える。ソフトバンクを支持する主張を幾つかのブログで見かけた。しかし僕はMVNO協議会の意見が正しいと思う。

というのも、MVOは国民の資産で有限である電波を貸し与えられるのだから、あまり儲けを求めず、足下(通信設備)をしっかりと固めた商売をしなくてはいけないと思うのである。言ってみれば公共事業なのだ。
このMVNOの原因は、無線の使われ方が通話からデータ通信へ重心を移してきたにも関わらず、ソフトバンクがHSDPA対応の基地局への投資を抑えてきたこからだと思う。ソフトバンクのHSDPAに関する、これまでの姿勢は次の様に理解している。

この中で、問題点は二つある。
  • ユーザーへのアピールのためにエリアばかりを重視し、周波数帯域の有効利用が出来るはずのHSDPAを積極的に投資しなかったこと。もしもソフトバンクが使用している帯域を他の業者へ割り当てていたら、もっと安価で品質の良い通信サービスが提供されていたかもしれない。(その割には当初は帯域が少ないとごねていた)
  • ソフトバンクの3Gハイスピードのエリアが狭いにも関わらず、それをユーザーへ周知していない。ソフトバンクはHSDPAのエリアマップを公表していない。
電波は公共のものだから公共事業で例えるならば、3年後には大渋滞が予想されるルートに2車線の道路を造ってしまったようなものだ。そして今回は、渋滞するのでイーモバイルという別の道を通ってくれといっている。その点で、MVNO協議会の主張は正当だ。電波をお前に預けたんだからきちんと整備しろ、お前がしっかりしなければドコモがのさばる、というメッセージなのだ。

確かにドコモと比べると資金力の差はあるので、過大な投資は出来ないだろう。その割には派手な値引き合戦をしてきたのでは無いか?客を集めたは良いが、売る物が無い状態なのでは無いか?正確な状況が明らかにされずにMVNOでごまかされ、そして結果的に一番困るのはユーザーなのでは無いか?
今回はソフトバンクのユーザー引き止め策に過ぎないだろうから、イーモバイルとの蜜月は次世代(ソフトバンクは3.9G?)までだろう。しかし、MVO同士はくっついては駄目なのだ。そもそも電波を分割して各社に与える意味が無くなる。
他人のふんどしで相撲をとることを考えるよりも、正攻法で戦う気概を見せて欲しい。

2009年2月6日金曜日

PASリチウムL、PAS CITY-S リチウムL、PASリチウムT ヤマハ発動機

ヤマハ発動機が電動アシスト自転車(ヤマハの言い方では電動ハイブリッド自転車)の新製品を発表した。

特徴は、
  • 大容量バッテリー
  • きめ細やかなアシスト力の制御
  • 道路交通法の改正に対応
である。

3番目について詳しく書くと、以下の文のように、いままでよりもアシスト力が上がることになる。
道路交通法施行規則第一条の三により人力と動力の補助の比率は最大1対1(50%、走行速度が時速15km未満のとき)となっている。また時速15km以上時速24km未満の速度では、速くなるにつれ補助比率が下がり、時速24km以上では補助はなくなる。
なお、2008(平成20)年12月1日より、この補助(アシスト)比率が緩和され、人力と動力の補助の比率が最大1対2(約66%、走行速度が時速 10km未満のとき)、時速10km以上時速24km未満の速度では、速くなるにつれ補助比率が下がり、時速24km以上では補助はなくなる。(Wikipedia 電動アシスト自転車 より)
アシスト力アップは、基本的には低速時に大いに効くため、信号待ちからの発進や坂道を上る際のふらつき防止に役立つため、脚力の弱い高齢者や荷物や子どもを乗せる人には福音であろう。最高速関して言えば、24Km/h以上でアシストが無くなるのは同じであるが、今まで電動アシスト自転車に乗りながらも、漕ぐ力が不足して24km/h未満でしか走れなかった人でも、このPASヘ買い替えれば最高速が上がってしまうことになる。


エコな自転車普及のためには、電動アシスト自転車の高性能化は望ましい。一方で、歩道を未だに走る危険なママチャリ軍団に、さらにスピードが速い電動アシスト自転車が加わらないように購入者への交通安全教育を希望する。

2009年2月3日火曜日

WiMAXモニター UQ

一昨日、そんな事とはつゆ知らず、UQコミュニケーションズのHPを巡回していた。そんな事とは、2/29日からのWiMAXのお試し期間とデータ通信カードの無償貸与のこと。(PC Watch記事)

先日来、VAIO type PにWWANオプションを付けるかどうか迷い放しで、type Pの購入を留まっているのだが、さらに迷いが深くなるニュースだ。というわけで、手元にWindows PCは無いが、モニターだけには申し込んでみた。当たったら、どうするか考えよう!