2008年11月28日金曜日

W-SIMのUSB ウィルコム

W-SIMのインターフェースとしてはUARTが使われていることが公開されていたが、ウィルコム開発者のインタビュー記事によればUSBも使用可能であることが判明した。
Q 現実的にはD4のW-SIMをアップデートさせるなどの対応をとる必要がありますよね。W-SIMは次世代PHSに対応できるのでしょうか。また、W-SIMのインターフェイスはどうなっていますか。

早坂氏 W-SIMのインターフェイスはUARTとUSBの2つが規定されています。音声端末の場合にはUARTを利用し、ExpressCardなどの場合にはUSBを利用しています。
USBが使った場合、W-SIMの通信速度のボトルネックがインターフェースでは無い事とになる。USB FullSpeedを用いるのならば、W-SIMインターフェースとしては実効速度として数メガbpsの通信が可能となり、今後の無線部の改良により高速化が計れる。

ただし、次世代PHS Willcom Coreでは20Mbpsとも言われる無線通信が可能なため、Willcom core対応W-SIMが実現した場合はインターフェース部分も実効速度数メガbpsのUSB Full SpeedではなくHigh Speedが用いられないと速度的に望ましい状態とはならない。ただし消費電力はFull Speedに比べて増加するため、痛し痒しの選択になる。またW-SIMの規格としてUARTと端子を共有する必要があるため、そもそも電気特性的にHigh Speedが難しいかもしれない。

W-SIMとiPod touchをUART接続するようなhackも見かけたが、UARTだけに速度が出ていなかった。しかし、この事実の判明によって、新たなチャレンジが生まれるかもしれない。

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