2008年10月2日木曜日

ハイブリッド加湿器 FE―KXD05 パナソニック

昨日からパナソニックに全てのブランドが変更した元松下電器のハイブリッド加湿器FE-KXD05が日経の新製品ランキングで1位になった。10年間フィルター交換不要を評価してのことだそうだ。
我が家の加湿器は1世代前のFE-KLD03だがフィルターの形式は変わっていない。フィルターは円筒形のポリスチレンの網にたくさんのシリカゲルの粒を埋め込んでいる。この円筒フィルターは加湿器内に水平に設置され、円筒の片側だけが水に浸された状態で電動にてクルクル回る。回りながらファンからの風が当てられ、機外に湿った空気が送風される仕組みだ。
この方式の良いところはフィルターの全体が使われるところで、一カ所だけがカビたり変質したりしない。3世代ぐらい前の松下の加湿器FE-05KLYも持っているが、これのフィルターは固い不織布のような物をつづら折りにして水中に浸し、浸透圧で吸い上げた水分にファンからの風を当てるという原始的な物。フィルターのいつも同じ部分が使われるため、フィルター下部は水道水中のシリカ成分の析出による変色やかびが発生しやすい。そのためこれはあまり長持ちせず、フィルターの交換頻度は1年に1回だった。
さらにFE-KLD03のフィルターの良いところは、加湿用の水の中に細菌の繁殖を抑える金属板が置かれていること。10円玉のまわりにはカビが生えないのと同じ原理だ。FE-KXD05の金属板の性能はFE-KLD03のそれよりも進化しているようだが、KLD03でも十分な効果が有り、円筒フィルターとの相乗効果で3年使用した今でもカビはほとんど発生していない。
FE-KXD05では美肌効果のあるnanoeという機能が追加されたようだが、これの効果のほどは不明。
美肌に興味がある人はFE-KXD05を、コストパフォーマンスを考える人は世代落ちで小型のFE-KLD03を検討されるべし。

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